暮らしの文房具が出発点でしょう
ペンギン堂の飯島です。意見は私個人のものです。
寒露 第五十候『菊の花 開く』
「秋風秋雨人を愁殺す」るかのような雨の一日となりました。訪ねた人は不在です。
今日の珈琲は、「モカ・マタリ」。購入先が違うので、やや酸味が強い後味になりましたが、水温にもよるように思います。珈琲豆は果物なので、フルーツの酸味は当然のことですが、このロットの豆は正統派のモカ・マタリの酸味です。
こうゆう本を見ると無視できないのは、性格なのでしょうか?
『暮らしの文房具』(大橋正 著)
タイトルのように、「暮らしの」文房具があるというのは、一方で、「仕事の」文房具があるということですが、文房具には強い趣味性というか、感情移入、心の傾きのあるものだというのが私の認識です。一方で、今日の状況は、文房具は、仕事にかかわるものというのが一般のようにも思えます。
ですから、あえて著者が「暮らしの文房具」としたのは、信頼性と補給の確実性に傾きがちな今日の文房具の傾向に、ちょっと逆らってみたかったのでしょうか?
それにしても、万年筆についても言及があってしかるべきなのですが、インクについても、語ってほしかったですね。私的には、仕事のブラック、暮らしのセピア、あるいは、ブルー、というところです。ちなみに、私は、ペリカンのターコイズブルーを使っています。
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