猛暑をしのぐスイーツ、小豆アイスも

ぺんぎん堂の飯島です。意見は私個人のものです。

大暑 第三十五候『土 潤うて 溽暑(むしあつし)』

 季節の花は、白粉花だそうですが、ご近所の見事な薔薇を丹精しているお宅があります。秋には菊も見事です。

 今日は珍しく、珈琲は「キリマンジャロ」でした。

 猛暑の日々で見なおしたものがあります。それは、井村屋の小豆系のバー。抹茶あずきの6本入りを買ってきて、一日一本食べていてわかったことは、この手のアイスキャンデー系のものは、クールダウンにつながるということでした。まあ、食べすぎはいけないでしょうが、水分補給をしっかりすると同時に、クリーム系でなく、氷系のスイーツもいいのではと思いました。

”本邦初”のコーヒーゼリーブックとは 

 ということで、あまり脈絡はないのですが、『コーヒーゼリー』について取り上げてみました。どうしても、『珈琲ゼリー』とは表現しないですね、私の場合は。やっぱり、コーヒーゼリーです。
 この本を手にとったのでコーヒーゼリーかあ、ということになりました、正直なところ。木村衣有子著『コーヒーゼリーの時間』がその本です。




 著者についてはいまさらご紹介するまでもないのでしょうが、栃木県出身で、京都の喫茶店で働いたことがあり、立命館大学産業社会学部卒業で、コーヒーとクラフトとプロ野球を愛する、という、極めて周辺の情報を記しておきます。
 この人の本で、わたしは、銀座ウエストで自らドライケーキを買い、青山店でホットケーキを食べてみようと思い続けています。今回は、コーヒーゼリーをとりあげて、本書の帯によれば、「本邦初」のコーヒーゼリーブックなんだそうです。しかも、dancyu編集長をして、自分のところでやりたかったと嘆かせている、一度は読んだ方がいいといううたい文句の本です(たいがい、帯にはそういう推薦が書いてあるものですが)。
 しかし、本邦初になるには、コーヒーゼリーそのものに原因があるようで、「まえがき」にもありますが、「コーヒーゼリーは、たいていの場合、とぶようには売れない、店の名物にもなっていない、そして、いくらかのあきらめの気持ちがにじむ口調」で、「だって地味でしょ、マイナーな存在でしょ、と苦笑される」ということですから、これまで、注目されなかったのでしょうし、これからも、ブームになることはあまり考えにくいのではないでしょうか。それでも、本書を見て、「やられた」とか、妙に親身になってしまうものが、コーヒーゼリーにはあるのです。
 今日、マイナーな存在のコーヒーゼリーが数は少なくても、つくり続けられているのか、それは、「ファンがいるから。こしらえるのをやめるつもりはない」という言葉の印象に、わざわざ、「その口調はきっぱりしていた。」と綴るところに、筆者の気持ちも垣間見えます。
 まあ、少数派のコーヒーゼリーのファンの心意気とでもいうのでしょうか。ところで、読み進んでいくと、これらの言葉は銀座ウエストの二代目社長依田龍一さんの言葉だとわかりますが、その銀座ウエスト、青山店三階で、プリンは100個、シュークリームは400個近くが売れていく中で、コーヒーゼリーは24個がこしらえられているにすぎないのだそうです。そして、コーヒーゼリーにはどんな飲み物が合うのかという質問には「珈琲」という答えが多いのも、コーヒーゼリーの背負った、マイナーでありつづけるのではないかという、宿命みたいなものを感じて、食べたくなりました。


 ちなみに、本書で紹介されているコーヒーゼリーの器とは別ですが、Amazonで、コーヒーゼリーの器を発見しました。


 さらに、不思議なコーヒーゼリーを見つけました。それは、釣りで使うルアーです。これがそうなんだということですが、20代にルアーフィッシングやら、フライフィッシングをしていたころに、コーヒーゼリーのルアーが存在することは知りませんでした。余談の余談です。


 ちなみに、イワナ、ヤマメ、トラウト用だそうです。

Amazonでどうぞ