論理の脈絡とは別に、さあ、『箱根』にむけて、焼きそばを研究

ぺんぎん堂の飯島です。意見は私個人のものです。

冬至 第六十五候『さわしかの 角 解(おつる)』

 大きな月が明け方の西空に浮かんでいました。
 旬の野菜は「海老芋」、サトイモの類が美味しい時期です。煮物が特に。
 今日の珈琲は「ロングベリー」、ちょっとうまく淹れられなかったです。

 前回以降グーグルトレンドにはまりこんで、いろいろ検索しています。今回は、『ぺヤング』を検索しました。それは事件のことというよりも、焼きそばについてちょっと考えてみたいと思ったからです。事件の時期、14年12月に一気にアクセスが急増したのは当然ですが、その後15年6月に、それほどではなくてもアクセスが増加したのは、復活販売で、人気が集まり店頭から品物が消えたというニュースがあったからでしょう。
 これからお正月、人間はぜいたくな生き物ですから、いずれおせち料理に飽きて、焼きそばが食べたくなるだろうなと、ふと思ったからです。なんで焼きそばなのかを問うという方法論ではなく、焼きそばを、作って食べるとすれば、という、技術論として、対象をちょっとだけ掘り下げてみるというのがこの場合、案件に相応しい姿勢だと思い、取り上げたのが、本書です。


オタフクソースで作ろう! クレヨンしんちゃん メチャうま!! B級グルメレシピ臼井儀人著 協力オタフクソース




お節介で焼きうどんも『トレンド』で調べてしまいました

 A級がない人にとって、B級グルメというのは意味はないでしょうね。うまいものは、うまいので、それは食べたいものだというのが、基本条件の一つでしょう。でも知らなきゃどうにもなりません。私は、学生時代の最後に九州を旅するまで、焼きうどんを知りませんでした。醤油味の焼きうどんの、かけた削り節が熱で、ゆらゆら蠢くさまに、最初の遭遇はぎょっとさせられました。でも、美味しかったね。グーグルトレンドで焼きうどんを調べると、2004年の8月は0だったものが、同年の12月一気に65に、その後淡々として、12年の12月に68、そして、14年の2月、100に達する人気指数の動きです。都市別にみると、なぜか渋谷区が100で、福岡市が第2位です。わかりますね。冬に検索されているのは、鍋焼きうどんがまじっているからのようにも思えます。

 さて、本書です。「協力 オタフクソース」というのがいいのです。社名の由来が載っていたり、取扱商品がこんなにも多様な種類あるとか、単にレシピを超えて、面白くて、おなかもふくれる、満足感に満たされる可能性が高い、一冊です。それに、企業ものとしても読めて、広島の有力地場企業の一つとしての側面も確認できます。工場見学やお好み焼きにまつわるミュージアムもあるのです。
 肝心のレシピは、極めて簡単明瞭で、味のポイントは、すべてオタフクソースの仕事ですから、楽ですね。「基本焼きそば」は、キャベツの千切りを、新宿西口の、あの、うなぎのかぶと焼がお向かいの、焼きそばやさんのように、ちょっと乾燥気味にするのが好みです、私は。
 これは、おせちに飽きなくても、「箱根駅伝」の復路を見ながら食べたいと思いました。なんで復路なのかではなく、箱根駅伝の復路とは、と考えるのが、この問題に相応しいでしょう。
 あとは、カレー焼きそばとオム焼きそばを覚えれば、さしあたり、オーケーでしょう。フライパンとホットプレート、どっちでもいいのです。

 あと、お茶は、私、「玉露」を用意しました。ティーバックですけどね。箱根駅伝への準備は、だんだん整いつつあります。



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