”歩く”、”食べる”で認知予防の二冊

ぺんぎん堂の飯島です。意見は、私個人のものです。

大寒 第七十一候『水沢(さわみず) 腹堅(こおりつめる)』

 風が冷たいです。さて、旬のやさいは「芽キャベツ」だそうですが、この芽キャベツも好きですね。もともと、野菜好きなのでしょうか。そんな気がします。だからと言って、ベジタリアンではないのですが。
 今日の珈琲は、「ドミニカ・ブラジル」のブレンドです。


”大認知症時代”に備える

 ニュースにもありましたが、認知症施策推進総合戦略、いわゆるオレンジプランについて、新たなプランがまとめられました(参考:概要http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-12304500-Roukenkyoku-Ninchishougyakutaiboushitaisakusuishinshitsu/01_1.pdf)。
 一方で、これまたニュースで取り上げられていたことですが、高速道路などの逆走、原因の一つに認知症があるということでした。予測によれば、2025年には高齢者の5人に一人、700万人になるということで、まさに、”大認知症時代”とでもいえる時代を迎えようとしています。
 そこで、私は、最近、大股で歩くことと、糖質に気をつけるようにしています。アルツハイマー認知症と血糖値には深い関係があるという最近の研究があります。
 一方で、足腰の衰えは脳の老化のサインだともいわれています。”大認知症時代”に対して、行政の取り組みはそれとして別のところで取り上げますが、まずは自衛のためにも、出来ることをやろう、と思って取り上げたのが、この2冊です。

 一冊目は、美野田啓二著『脳が若返る歩き方』です。



 これは、直感的に、そうだろうなと思いますね。つまり、「なぜ、『足腰が弱る』ことと『脳の老化』が関係あるのか。それは、足腰の筋肉と脳がつながっているからです。」という著者の言葉を待つまでものなく、素直な実感ですし、人の生物学的歴史から考えても、脳は筋肉系の延長のものだといわれていることから考えれば、つながっていて当然で、脳を鍛えるには足腰の筋肉からというのは、合理的です。
 「直立二足歩行をするために発達した筋肉は、抗重力筋と呼ばれ」、これを意識的に使うことがカギになるということも、素直に納得しますね。詳しいことは、本書に譲りますが、脳への信号を送る筋肉を働かせること、筋トレよりも、継続的運動、足腰ならば、文字通り意識して歩くことがポイントでしょう。その歩き方、準備運動も含めて、意識化するためには、まず、知識を得るという脳の働かせ方が必要でしょう。

 一方、食事から脳を若返らそうというのが、白澤卓二著・植木もも子料理『ボケたくなければココナッツオイル&ミルクを摂りなさい』です。



 こちらも最近テレビ番組で取り上げられたので、ちょっと話をしてみると結構関心が高いですが、実際に続いているかというとどうでしょう。私は、飲み物やドレッシングにするのが続くポイントのように思います。後、卵焼きに使うのとか、調理活用なんですが、ここでのカギは、理屈を知ることだと思います。中鎖脂肪酸を摂って、糖質摂取を抑えることで、ケトン体ができるとどういうことになるのか、あるいは、脳の栄養源のブドウ糖の代わりのケトン体について、概略の説明を押さえた上で、取り組むことでしょう。まあ、時どき糖質制限をしてみることは、健康の上からもいいのではないでしょうか。
 レシピをみると、おいしそうですなあ、好きな食べ物多いですね。


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