ネパールに銘茶あり

ペンギン堂の飯島です。意見は、私個人のものです。


この写真を撮った保育園では園舎の建て替え工事に先立ち解体工事が始まるようです。
花の時は瞬く間に過ぎて、しかしそれでも、気温はアップダウンを激しく繰り返しています。まるで昨今の社会状況のように
頭を「平家物語」の一節がよぎります。「おごれる人も久からず、ただ春の夜の夢のごとし。たけき者も遂にはほろびぬ。ひとえに風の前の塵に同じ。」
おごれる権力は続かないという厳たる事実は、現在も変わらないようです。

ネパールに美味しい紅茶がありました

最近は紅茶にも興味を示していることは前にも書きましたが、通販サイトで美味しい紅茶を見つけました。
それは、「ネパール ヒマラヤブレンド」というティーバックのお茶です。ネパールの紅茶というのには馴染みがなかったのですが、生産量もそれほど多くないのでしょうか。水色も濃くなく、それでいて、旨味のある程よい渋さが後味を爽やかにしています。
これを、次にご紹介する本のなかで語られている「ゴールデン・ルール」に従って淹れるだけで、手軽に美味しい紅茶が楽しめます。

紅茶屋のつぶやき堀江敏樹 著)


私の知人に、大阪の紅茶屋さんの息子さんで、著者と同じ姓の、ホリエ君という人がいますが、関係者ではないと思うのですが。

ところで、そのゴールデンルールとは、まず、ポットとカップを温めておくこと、次に新鮮な水道水を沸騰させて、適量の茶葉を用意したポットに注ぎ、適当な時間を待つ。そして、カップに最後の一滴までを注ぐというものです。

問題は、適当な時間という点ですが、著者は、砂時計はいらないという考えのようで、自分の好みの濃さ、渋さで飲めばいいという、まあ、ざっくりした捉えようです。考えてみれば、トライアンドエラーの繰り返しで自分の好みを把握することに尽きるので、当たり前のことでもあります。

紅茶にまつわる近頃の都市伝説みたいなものを払拭しているこれまでに読んだ紅茶の本のなかでは、いちばん腑に落ちる一冊でした。

さて今日も、ゴールデン・ルールに従って美味しい紅茶を飲みます。


Amazonでどうぞ

ここのお茶屋さんのものです。ティーバックではありませんが、参考までに。