捨てられないTシャツ、持っていますか?
ペンギン堂の飯島です。意見は私個人のものです。
メイ・ストーム、五月の嵐でしょう。それはそうと、着るものもTシャツやポロシャツになって、一層体型の乱れが気になります。
面白い、でも、あるなという本を発見しました。
『捨てられないTシャツ (単行本)』(都築響一 著)
「考えてみると、『衣替え』ということをしなくなってから、もうずいぶんたつ。暑い時にはTシャツ一枚で、季節の変化に従って、スウェットやセーターを重ねたり、ジャケットを羽織ったりするだけ。」の、このごろのファッションは、若者だけでなく、団塊世代でも一緒です。
「いつごろからか、『ヨシなのか、ダメなのか判断に迷う』Tシャツには、着用する本人の確固たるいしや、根拠ない自信や、なによりも個人的な記憶が染みついていることが多々あることに気づいた」、というのが「捨てられないTシャツ」コレクションの始まりだったと著者は語ります。
ところで、「捨てられないTシャツ」を持っていますか?
私は、持っています。
二十数年前にバンコクの夜店で買ったカルバン・クラインのTシャツです。特別すごいエピソードがあるわけではありませんが、捨てる気にはなれません。
でも、大なり小なりのエピソードがあるので、捨てられなくなった、ということでしょう。
これがそのTシャツです。
ある種、体型についての標準原器の役割を果たしているところがあります。
もう二度と行くことはないであろうバンコクの夜店の喧騒はちっとも思い出さないのですが、若い頃の体型は確実にここにあります。
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