散歩のとき、道端の草花の呼び名が気になって

人鳥堂の飯島です。
 意見は私個人のものです。
季節は少し不安定ですが、休日に、ぶらりと近所を散歩するにはいい塩梅になってきました。ちょっと足を伸ばして、緑の濃い郊外に行った時など、道端の雑草に目をやって、はて、子どもの頃にも見た気がするが、雑草という草はない、これはなんという名前の草花なのかと気になるときがあります。そんな時に便利なのが、亀田龍吉著『雑草の呼び名事典 散歩編 (写真でわかる)』です。

少し大きいかなという気もしますが、常時持って歩くのに難渋するというものでもありません。良いのは、呼び名事典ですから、写真はこの本を見て私は「ミツバツチグリ」じゃないかと考えたのですが、そうだとすれば、これはバラ科多年草で、別名「キジムシロ」、呼び名の由来は、根茎が栗のような味がする「ツチグリ」に似ていることと、葉が3枚だから、ということがわかるようになっていることです。
 さらに、「イモカタバミ」のところでは「芋片喰み」という漢字で、カタバミの意味を知り、そして子どもの頃、茎の芯を出して絡めて引き合う「草相撲」の記述を読んで、勃然と懐かしい場面を思い出したりする楽しみがあります。春夏秋とあって冬がないのは、雑草だからでしょうか。お薦めの一冊です。
 これは「散歩編」ですが、『雑草の呼び名事典 (写真でわかる)』もあります。私としては、散歩編がいいと思いますが。


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散歩編

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