『マダガスカルへ写真を撮りに行く』

人鳥堂の飯島です。意見は私個人のものです。


予想を裏切る
 良い意味で、予想を裏切られるのは気持ちのいいものです。堀内孝著『マダガスカルへ写真を撮りに行く (四月と十月文庫4)』もそうでした。

 いわゆる、マダガスカルと聞いて、そこに行ったことのない人間が思い浮かべる景色と、ちょっと違う、うん、結構違うなあ、という読書感を持ったということは、本書に、実相としてのマダガスカルとそこに暮らす人々がいるということでしょう。それに、著者の撮った、アンタナナリヴの街の写真を見て、うろ覚えでしたが、アンセル・アダムスのメキシコの街の、夕暮れの写真を咄嗟に思い浮かべていました。
 それと、この、「四月と十月文庫」、「港の人」という、文庫と会社の社名も気になりました。由比ガ浜にある会社だからではない社名の由来は、志を感じさせます。
 そんなこんなで、書いてしまいました。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
新書の棚
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

             




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
文庫の棚
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・