恐竜と鳥、関係ありです
人鳥堂の飯島です。
意見は私個人のものです。
今日のCOFFEE
すっかり朝晩は肌寒くなってきました。今日は、モカ・ブレンドでした。ごく粗挽きで、クリアーな香りと味を目指しました。まあ、もう少しでしょうか。終はありません。
しかし、珈琲の種類は一体どのくらいあるのでしょうか。ブレンドを別にして。一度調べてみようと思います。
テリトリーを超えて
さて、あなたは、突然、「トリ肉の色は何色?」と突然質問されたら、何色と答えますか?ピンクと答える方が多いのではないでしょうか。実は、それは、トリはトリでも鶏肉、つまり「にわとり」の肉の色なのです。それでは、鳥の肉は何色なんでしょうか。答えは、川上和人著『鳥類学者 無謀にも恐竜を語る (生物ミステリー)』にあります。
質問の答えが、なぜ本書なのか?本書でいけないのかといえば、決してそうではないでしょう。ただ、こうした設問と答えを本書の中で見つけたに過ぎません。個人的には、鳥類と恐竜の関係は、あると思っていましたし、鳥と不意にであったりすると、結構どっきとするのは、食虫類(人類の祖先はコウモリやねずみと同じ食虫類だったということを、子供の頃に読んだ記憶がありまして)だった遠い昔に、翼竜か始祖鳥の餌になったことのかすかな記憶のせいかと思っていたからです。
それはさておいて、答えは、「鶏」は飛ばないことが基本なので、肉はピンク色で、「鳥」は本来空を飛ぶので、そのためのエネルギー発生には酸素が必要であり、「筋肉の中のミオグロビンというヘモグロビンに似た赤い色素がある。これが酸素と結びついて貯蔵する性質」があり、鳥の肉は「赤い」色をしているのだというのです。
それでは、飛ばないダチョウはどうか、ということが書いてあるあたりが、本書の性格ですが、ダチョウは「走る」運動のために肉は赤いのだそうです。ペンギンは海で泳ぐということで、真紅だということです。
だからどうだといわれても困るのですが、ついでにいえば、まぐろの肉が赤いのも、運動量によるからだという様な知的チップスがたまらないのです。
基本的に、恐竜には有毒生物はいないということになっているようですが、シノルトサウルスという鳥につながる恐竜は有毒だそうです。鳥にも、いないことになっているが、いるのだそうで、餌から毒を取得するのだそうですが、鳥が鳴くことなど、面白い知見に満ちています。
ときに、本書のような書籍を読むことは、世界の景色を豊かにしてくれるのではないかと思います。
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