人生、今は何刻か?

人鳥堂の飯島です。

意見は私個人のものです。

今日の珈琲
 今日はコスタリカ・スプリングバレーでした。「B」ですかね。なかなか難しいです、おいしい珈琲を淹れるのは。


あちら、と、こちら


 出会った本が本だったので、、今日は写真付きです。都会の空にも、秋の気配でした。いろいろ語らないでいたほうがいい本というのはあります。しかし、少しは語らないと。
 「クレーン」というのは鶴のことだとか、「つばなれ」の話やら、文章にも引き込まれ、椅子に座って、こんなにきっちり「漫画」を読んだことはなかったように思うくらい。作者は長崎の人だとか。私の後輩にも長崎出身がいて、「長崎は、坂ばかり、墓ばかり、馬鹿ばかり」と、昔、長崎で食事した店の女将に聞いた言葉を、彼とよく話したことがあります。
 私も、この五月から、半分は引退して、実家に戻り、90歳の母親と暮らし、子供の頃と変わらぬ口やかましさに閉口しながら、暮らしています。今や、二人の「やかましい」に取り巻かれて、そうゆうことかな、と、ゴミを出しながら、朝の空を見上げると、生きてきたこと、生きていくことが思われたりします。そういう時だから、余計に、岡野優一著『ペコロスの母に会いに行く』を読んで、しみじみです。

 でもそれは、過不足ないしみじみ(という他ないのですが)な感覚です。「ペコロス」というのはコタマネギのことです。表紙をみれば、なんとなく伝わるでしょう。まあ、何か言うより、一度目を通すことをおすすめします。
 「ユウイチ」という友達もいたりして、千葉にいる、父親を看ている後輩もいたりして、読んだほうがいいと思いましたね。

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