「物と時、ノスタルジー」

人鳥堂の飯島です。意見は私個人のものです。

定点観測・東天

 今日は、すっきりと晴れあがって、気をつけるのは、軒からのしずくや電線からの落雪でしょうか。

立春 『魚上氷(うおこおりをいずる)』

 さすがに、七十二候らしい天気です。珈琲はマンデリン、豆の種類で、多様性のあるものとそうでないものがあるのでしょうか。


会話の妙も楽しめてしまう

 使われているフォント、文字に関心があって、テレビの画面を見ることが多いのですが、Eテレで、猪熊弦一郎をとりあげた番組を見ました。一時期、建築関係の書棚に向かうことが多い時期がありましたが、そこでよく出会っていたのが、『谷口吉生「丸亀市猪熊弦一郎現代美術館・図書館」―建築を見る (エスキスシリーズ)』でした。

 その時は、なぜか手に取らなかったのですが。今回は、番組に出ていたと思うのですが、写真家のホンマタカシさんが撮影している、集・猪熊弦一郎の『物物』を読みたいと強烈に思いました。

 撮ホンマタカシ、選岡江美代子、文堀江敏幸、編菊地敦己、という顔ぶれで作られた一冊です。一点ごとの会話が、面白いのです。そして、文の滋味も。好いものに出会ったという、得した気持ちになります。
 欲を言えば、もう少し早く知りたかったということですが、時期があるので、せんないことです。丸亀市の美術館http://www.mimoca.org/ja/に行く機会があればいいのに、と、おもいます。



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