趣味に走る

人鳥(ぺんぎん)堂の飯島です。意見は私個人のものです。

定点観測・東天

連日、波乱の空模様です。

啓蟄 第八候『桃 始めて 笑く』

 旬の魚は、鰊だということですが、「鰊蕎麦」、しばらく食べていません。京都に行って、食べたいですね。


今日の珈琲

 今日は、モカ・マタリ・イエメンの飲み終わりでした。おいしく飲めました。


ミニ書斎”プロジェクトを持っているなら、この本を

 限られたわが家で、なんとか”書斎”をと考えることは、ある意味、男にとっての「さだめ」ですね。しかし、主導権は私にはない。どうやって、「空間」を拡大していくか。「限られた地球に残された未開の地などなく、あっても、それが、自分の自由になるものかどうかも定かでない」、状況はそうゆうことです。そこで、近藤典子著『近藤典子の「片づく寸法」図鑑 モノと人のサイズから考える賢い収納術』です。

 サブタイトルの「モノと人のサイズから考える賢い収納術」から、直ちに連想が及ぶのが、コルビジェの『モジュロール』というのは、そう、お見込みの通りです。本書の中のイラストにもそれを思わせるものがありました(好い意味で。ダビンチもありますが)。
 それと、実際に本書を手に立ってみると、際立つのがブックデザイン、黄色と黒のインパクトの強い構成で、品良くまとめているのは、「角ゴチ」と「ヘルベチカ」のフォント、つまり、タイポグラフィーの成功じゃないかなど、余計なことに気が回ってしまうことも、好印象です。
 「多くのお宅を拝見して不思議に思うことがありました。それは、「この棚は何を置くことを想定して作ったんだろう」ということ。」、「「もの」のサイズに合わせることで、部屋も広く使えるようになります。「もの」のサイズを知ることは、心地よい空間を作る基本。ちょっと意識すれば、暮らし方も変わってきます。」、まさに、そのとおりでしょう。玄関から台所、クローゼットから畳の部屋まで、基本の人とモノのサイズを知って、新たな”私だけの”空間を確保しなければ、と、強く思ったのでした。


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京都の今を知って、自分の手元控えに

 「大人の修学旅行」的に、京都に旅している人は結構多いのではないでしょうか。私も、例にもれないのです。なじんだ場所に「帰ってくる」感覚が、京都旅の醍醐味のように思っているのは、ただの保守的、気弱さではないのか、こうした反省に立って、ちらっと見ても手に取ってまでということはなかったようは本にも、領域を、この年代になれば、広げていく冒険が必要でしょう。
 そこで、エッセーではない、カタログでもなさそうなムック本、『MBSテレビ・ラジオ 今行きたい京都の本 (Leaf MOOK)』です。「俗っぽさ」が好い。

 「今」の京都、ここへ探索の手を伸ばし、新たな「お気に入り」を手に入れることは、京フリークには必要ではないでしょうか。思えば、中学の卒業旅行で京都を訪れて以来、この先の付き合いも考えると、次に加えるべきところを仕込んでおくことは、大いなる希望につながります。
 MBS全アナウンサー37人の「今行きたい京都」をはじめ、「男、カウンター、京の夜」まで、色とりどりですが、なんと、『盛京亭』(せいきんていと読みます)が出ていました。ここの炒飯を食べるために、日帰りで京都に連れて行ってもらったことがなかったか。感無量です。そして、新たな領域としては、「親子丼」ベスト5、「とり安」、「とり伊」、「八起庵京都高島屋店」、「麺道楽大」、「とり新」、八起庵は本店に行ったことがあるけど、その時は、スープの熱さに泣いたっけ。さて、どんな新領域を見つけられますか。



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