ものの色調のそれぞれ

ぺんぎん堂の飯島です。意見は、私個人のものです。


夏至 第三十候『半夏 生ず』

 紅花には『半夏ひとつ咲』という言葉があるということを、テレビ番組で知りました。半夏、紅花の畑の中で、一輪だけが咲く、そして一週間後、畑は満開になると言います。
 今日の珈琲は「トラジャ・パプアニューギニア」のブレンドです。



どうしてもほしくなるものの色合い 
 「ノウゼンカズラ」の花を道端で見つけました。ちょっと妖しい感じがする花だなと思うのは、私だけでしょうか。コダクロームで撮った写真のような色合いが感じられますが、その、コダクローム的、懐かしさいっぱいの色彩感に包まれているの本が、『夜長堂の乙女モダン蒐集帖』です。



装丁をみただけで、想像がつく気もしますが、各ページの写真は、まさにコダクローム調です。使い古された家具や玩具、タイル、あやうい魅力に満ちたガラクタたちが、愛らしい光を放っています。「使い方はあとで考えればよい」、「どうしても手に入れたいという衝動にかられる」ものたちの、姿と短いエピソードが、これでもかと満載です。しかも、ほとんど知らなかったことがどっさり。巻末別冊の「キャバレーガール」にいたっては、「スゲー」という一言でした。

 さらに、対極にありそうで、じつは深いところではつながっているように思える本が、『ムーミンマグ物語』です。


 装丁も、雰囲気になったもので、表紙の色合いは、北欧の家具や陶器を思わせるもので、本紙には、エクタクローム調のマグカップのとりどりのムーミンの物語の登場者や景色がいっぱいです。 
こちらは、語るより、現物入所の方法が気になるところですが、通販が手軽のようです。

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