京都の「男子」、とっておきの町歩きとは

ぺんぎん堂の飯島です。意見は、私個人のものです。

小暑 第三十三候『鷹 すなわち 学習(わざをなす)』

 真夏日に飲むコーヒーなどというのがあるのかどうかは知りませんが、今日の珈琲は「コスタリカ・ブラジル」ブレンドです。
 このところ、昼は冷凍の日本そばですが、案外食べられるのは、いい傾向なのか、それとも。
 
暑さがぶり返して、本格的な真夏日が続きそうです。今年も、暑い夏の京都には行けそうにありません。そこでせめて、目だけでも楽しませようと思って、京都本を見ていくと、こんな本がありました。


「男」と「男子」とではニュアンスがちょっと違うけど 

 京都の町案内ということになれば、女性目線というか、女子による案内本が主流ではなかったかと思います。あえて、「男子」としたところに、編著者の思惑が見えるのですが、「男子」の前に「京都」とつけたことで、括弧で括る必要が出てきたように感じられたのです。
 「京女」に対抗して、「男子」としたのですが、「京都に暮らす男子が教えてくれる」というのですが、それは、もとはと言えば、京都女子、まあ、京女に教えてもらったのではないのかと、疑いを抱きつつ、本書、ワード編著『京都男子: とっておきの町あるき
』を読んでみました。



 「ガケ書房」が出てくるので、ぐっと信頼感が増しましたが、「しっかり定食」とか、一乗寺の「ラーメンさんぽ」とか、それらしくなってきたなと思いつつ、ボリュームが少し心もとないのは、「男子」のとっておきというのは、京都の場合、少ないのでしょうね。写真は、登場するのが、圧倒的に男子なのは、男子目線なのか、女子目線なのか。それでも、この路線で掘り下げてもらえるといいようにも感じました。

 ところで、「男の京都」というと、バッキー井上著『京都店特撰―たとえあなたが行かなくとも店の明かりは灯っている。』というすごい本があります。


 私としては、一般的じゃないと思いますが、こういうのは嫌いじゃない。かつて、「阿月」のそばにあった「よあけ」という店にも何回か行きましたが、同行の人々からの、はじめはあきれたような目線が、次第にとろりとしてくる様に、こちらが唖然としたものでした。この本は、そういう感覚の本です。ただし、私は酒やめたからねえ。
 読むだけですね。




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こういうのもあるということで