『情熱復活物語』を読んで熱くなる、暑さに負けず

ぺんぎん堂の飯島です。意見は、私個人のものです。

大暑 第三十五候『土 潤うて むし暑し』

 ぎらぎらの夏です。家にいても暑いです。
 今日の珈琲は「コスタリカ」です。


『復活』の物語と『復興』という掛け声は違うような気が 
 ニュースが、復興予算の未執行額が2兆円をはるかに超えることを伝えていました。事情はいろいろあるのでしょうが、本当に必要な公共事業であれば、何としてでもやろうとするでしょうし、事業執行の工夫が、机の上だけで考えられるのではなく、現場から生まれてくるのではないかと思えます。勝手なことをいうなとの声も、自分のなかで聞こえてくる気がしますが、でも、こういう本を読むと、いわゆる『復興』ではなくて、もとの暮らしの営みを取り戻す『復活』というところに視点を置くことが肝心なのではと、これまで何んとなく思っていたことを改めて感じます。品川雅彦著『三陸鉄道 情熱復活物語』は、気がついたら涙が出ていたというようなところがたくさんある、そして、「三陸鉄道はなんで3年で復活できたのか。」を、素直に語りかけてくる本でした。


 もちろん読んでいただければわかることですが、三陸マンはじめ住民の人々の熱い取り組みがあって、NHKの「あまちゃん」があったということで、その逆ではなかったということです。
 個人的なことですが、三陸鉄道北リアス線に『摂待』という駅があります。知り合いに摂待さんという人がいたことも、本書を読んでいて思い出しました。
 あれこれいうことよりも、黙って差し出したい本でした。


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