『水の都 京都』 を読んで次の旅を考える

ぺんぎん堂の飯島です。意見は、私個人のものです。

秋分 第四十八候『水 始めて 涸る』


 
 空の広がりを感じますが、被害状況を考えると、なかなか、台風一過という心境にはなれません。
 今日の珈琲は「イリガチェフェ」です。

旅ごころ誘われる季節なのですが

 秋風に、旅の心が誘われます。しかし、たてつづけに襲ってきている災害のことを考えると、心晴れ晴れとはいかない気もするのですが、どっこい、気を取り直して、旅人に井浦新を起用した『暮らす旅舎』の京都本第2弾、『京のめぐりあい 水の都 京都 (giorni BOOKS)』を発見しました。



 今回は、『水』に注目してのいかにも京都らしいテーマの本です。高野川と加茂川が合流して、鴨川と名前が変わる、出町柳から少し行った「鴨川デルタ」の、旅人と、服装やカバンから、地元と思しき女学生が行き交う飛び石のオープニングは、いかにもです。
 京都、水、となると、直ちに日本酒が、あるいは、ウィスキーが思い浮かぶかもしれませんが、それはほんの一節、じつにさまざまな、京都の四季のくらしと文化、伝統と進取の精神に満ちた技術の物語まで、多彩な展開になっています。
 『森嘉』の豆腐は当然のこととして、『林孝太郎造酢』http://koutarou-su.com/、『御幸町 関東屋』http://www.kantoya.co.jpの味噌など、それに、うどん屋で『さの竹』に加えて、あらたに『仁王門 うね乃』http://www.odashi.com/udon/index.htmlに行ってみたいと思うなど、知らないことも盛りだくさんです。
 まあ、できればもう少し文字のサイズを大きくしていただけるとありがたいことと、写真と本文がシンクロしていてほしいこと、せめて本文中の店舗や屋号はそれとわかるようにしてもらえるとうれしいのですが。



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