知って食べても、おいしいです。『ニッポンカレー大全』

ぺんぎん堂の飯島です。意見は、私個人のものです。

霜降 第五十二候『霜 始めて 降る』

 旬の野菜、といっても、きのこが野菜なのかどうかについては、少し考えますが。それは兎も角、シメジがそうなのだそうです。ホンシメジにはなかなかお目にかかれませんが、ブナシメジでも結構だと思います。因みに、「占地」または「湿地」というのが漢字だそうです。
 
 今日の珈琲は「ブラジル」でした。


ふつうだけど特別なカレーの世界

 最近、カレーライスを食べる機会が多くなりました。週に二回、アルバイトがありますので、そのときは、社員食堂で、大概はカレーライスです。思い返してみると、若い時は、カツカレーなどをけっこう食べていました。大学時代は、『南海』だったり、さらに、結婚してからは、良く吉祥寺に遊びに行きましたが、駅ビル地下のカレー屋で、チキンカツカレーを食べることが多かったでしたね。渋谷駅近くのインドカレー屋さんでは、付け合わせの「コールスロー」に思い出があります。
 私の中では、カレーライスは、日本の食べ物という感じで、違和感はありません。もちろん、今日のカレーライスの状況は、様々な種類のカレー、絢爛豪華なホテルカレーの類から、単純明快な朝カレーのレトルトパックまで、万華鏡のようなめくるめく世界が広がっています。そこで、少しカレーのことを心にとめてみようと思っていましたら、やっぱりあるのですね、こういう本が。水野仁輔著『ニッポン・カレー大全』です。




 著者は「東京カリー番長」の調理主任、まあ、私は、こういう「番長」のことを知りませんでしたが。
 著者いわく、「お店からメディアまであらゆるジャンルを漏らすことなく見渡して、ボクの持ちうる限りの知識を余すところなく駆使して、独断で決めた50項目。それにしてもすごい顔ぶれが揃ったものだと我ながら思う。」というのですから、すごいでしょう。
 カレー粉のスタンダードは、SBの赤缶、だそうです。「赤缶は、現在も圧倒的なシェアを誇る。推定だが、家庭用で約80%以上、業務用では90%以上、独占状態としか言いようがない。まぎれもなく日本におけるカレー粉のスタンダードなのである。」と。もちろん、我が家も、そうです。
 「それほど日本人にとってカレーは特別な存在だとボクは思う。」、私にとっては、当たり前の食べ物ですが、すごいよね、カレーは。素直にそう思いました。


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