『銀座』と『ムーミンキャラ』と、です。

ぺんぎん堂の飯島です。意見は、私個人のものです。

大雪 第六十一候『閉塞(そらさむく) 成冬(ふゆとなる)』

 凛とした寒さが大空にみなぎっていて、冬本番です。
 旬のやさいは、白菜に大根、どちらも鍋や風呂吹きで、からだが真から温まります。
 今日の珈琲は、「コロンビア」でした。へたな工夫はなしに、レベルのおいしさにまとまりました。

 原点回帰ではありませんが、楽園的本の紹介です。


タイトルが『銀座本』、です。

 先日、友人の画家の個展を観に、銀座の画廊(あづま通りにあるのですが)に出かけました。
 そのときに、銀座ウエストでドライケーキを買うという幸せを味わい、裏通りを探検して、いかにも銀座に暮らしているという風情の人に会い、枯れた外観の、どっこい営業しているという店舗を観るなど、いやあ、なかなかの寄り道も堪能しました。なによりも、結構しっかりした日本を感じたりして。
 ところで、いや、図太いというか、タイトルが『銀座本―「きちんと」から「カジュアル」まで“銀座のお値打ち (えるまがMOOK ミーツ・リージョナル別冊)
』というムックを発見しました。


この本の、「寄り道こそが観光だ」というテーゼは、直球で銀座を楽しもうという人にも役立つ情報のはずです。まずは、お茶にランチで、如何にもではないけど、銀座!というお店を押さえ、「外さない銀座みやげ」は、きっちり外さない、というのが、普段銀座界隈で仕事をしている人以上に、観光で銀座を訪れる人にも、たまに遊びに行く人にとっても、必要でしょう。「きちんと」から「カジュアルまで」と銘打って、アンテナショップまでのご案内です。
 なによりも、友達にちょっと自慢したくなって案内する、銀座アートな空間については、ぜひとも押さえておきたい情報です。知る人ぞ知る銀座一丁目の『奥野ビル』、さらには、子ども文化を支えるサブカルを紹介する『若山美術館』、建築を楽しむこともできますし、案内された大概の人は「ヘーッ」っていいますね。お茶もという人は、三丁目の『枝香庵』という屋上ギャラリーもあるとか。
 戦利品の「外さない銀座みやげ」を食べながら、さて、次の機会はどこに”寄り道”しようか、と考えるのは、至福のひと時、読書の楽園ではあります。


今日、君は”ムーミンキャラ”のだれなのか?

 「ムーミンたちに会うことなく毎日を過ごすなんて、そんなことができるでしょうか。」と問われれば、できませんね、と答えるしかありません。クリップ、ダイアリー、シールなどなど、あるときから、ムーミンキャラクター、うちの場合は「ちびのミイ」がほとんどですが。
 ところで、この、ムーミンキャラクターの図鑑があるのをご存知でしたか。ええ、シルケ・ハッポネン著、高橋絵里香訳『ムーミンキャラクター図鑑』という本です。


 本書でも語っていますが、自分たちの中にある「ムーミンキャラクター」、「自分自身の中に存在するムーミンたち」私たちの成長のために「このキャラクターになってみよう」というページもあります。そして、訳者のあとがきにもあるように「異なる生き方をしている人たちを理解するための本」でもあるというのは、おそらく、正しいでしょう。それにしても、こんなに多くのキャラクターがあるのです。

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