たぶん誰のこころの奥にもあるんでしょう、こういう世界

ぺんぎん堂の飯島です。意見は私個人のものです。

霜降 第五十三候『霎(こさめ) 時どき 施(ふる)』

 幸い今日は秋晴れです。南西の空に月が残っていました。
 旬の野菜に薩摩芋があります。子どもの頃、昭和20年代ですが、「農林一号」という薩摩芋がありましたが、当時の食糧事情を考えても、美味しくない芋でした。でも、食べましたが。
 今日の珈琲は、「モカ・マタリ」です。


長新太の脳内地図原島恵ほか



すごい大人の「へんてこワールド」

 とてもすごい大人がいたんだな、と思いました。脳というからきっとこんなに分厚い本なんでしょう。長新太さんが大人だと思うことについて異論がある人がいるかもしれませんが、ご本人の「小さな子どもに視点はすごい。僕はそういう人たちを相手に本を描いている。僭越な気がします。言ってみれば、先生に対して自分の絵を見せているような、だから、子どものすごいところ、エッセンスを、全部自分の中に集めちゃって、そこからまた、ぐわっと出して創作しようという、気持ちがあります。」と言えるのは、すごい大人だということでしょう。
 まあ、あまり、あれこれ言わないで、楽しんでみることなんでしょう。本書を読んで、それから、「没後10年『長新太の脳内地図』展」を、横須賀美術館でやっていますのでhttp://www.yokosuka-moa.jp/、それをみて、それから、また、本書を読んでみるというのがいいと思います。個人的には、『あかいはなとしろいはな』(1996年 教育画劇)が好きですね。



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