凄い天気は覚えておこう

ぺんぎん堂の飯島です。意見は私個人のものです。

大雪 第六十三候『鮭の魚 群がる』

 冬の厳しさが、空が晴れあがることで一層強く感じます。
 今日の珈琲は「エチオピアモカ・イリガチョフ」でした。


こんな天気あったよ!

 さて、今年は暖冬とのことですが、気になるような大変な気象現象はないのでしょうか?何時ものことながら、異常気象のようにいわれることがあると、こんなことはこれまで経験したことがない、などと言ったり、考えたりしてしましますが、案外、観測史上初めてと言っても、明治以降でしょうし、過去にはどうだったのか、この世の終わりの始まりみたいに考えてばかりいたのでは疲れるだけですし、気象災害のリスクから身を守ることも難しくなってしまうのではないでしょうか。
 喉元過ぎれば、忘れることは、「あつさ」に限らず、「寒さ」や「大雨」や「大雪」です。
 最近の「凄い天気」についても、どんどん忘れてしまうご時世です。テレビの天気予報もおもしろく伝えてくれるわりには、天気図の読み方がわかるようになったわけではありません。みんなが気象予報士になれるわけもありませんし、また、なる必要があるわけでもありませんが、天気について、過去のデータベース的にも使える本はないかと思っていましたら、こんな本を見つけました。

こんなに凄かった! 伝説の「あの日」の天気金子大輔 著)




南岸低気圧』には要注意

 史上最強の竜巻、超ゲリラ豪雨、グレープフルーツ大の雹、ミニ・スーパーセルなど、今年、話題になった「あの日の凄い天気」、実は、つい最近にもあったのです。その凄い天気を、「紙上で追体験」して、なぜ起きたのかを天気図をもとに解説し、なおかつ、何に注意すればいいのか、こんな天気図になったら要注意、という、あれ、どこかで聞いたような気象予報士の話だなと思ったり、確認したい天気図が画面に出てきたりしたら、本書を開いてみると良いのではないでしょうか。
 私は、2005年9月4日の「都心・超ゲリラ豪雨」のところが再確認でしたね。東京都に記録的短時間大雨情報が出されました。杉並区を中心日広い範囲、中野区でも浸水被害が出ました。
 環状七号線地下の調節地だけだは足りず、供用開始間近の第2期工事部分も急きょ使用されたのでした。その時の天気図が掲載されていますが、関東北部から東北にかけて前線が停滞して、南から台風が近づく時は要注意だそうです。それと、関東地方に特に注意が必要な気象現象は「南岸低気圧」と呼ばれる低気圧が、太平洋側をかすめて通り過ぎるとき。そのときに、前線がどうなっているのか。寒気や暖気の吹き込みは、といったことなど、ちょっと気をつけておくと良いでしょう。



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