こういうのが興味ありますね

ぺんぎん堂の飯島です。意見は私個人のものです。

春分 第十二候 『雷 すなわち 声を発す』

 暦の通りに、最近、春雷の轟く春の嵐の一日がありました。今日は花曇りですが、季節ものの桜を取り上げた一枚ですが、それほど賑々しい気持になれないのは、古馴染みの知り合いがだんだん少なくなっていくからでしょうか。
 旬のやさいは「韮」とのことですが、テレビの番組で、館林の「にらそば」が取り上げられていました。
 今日の珈琲は「エチオピアモカ」、普通のモカをマンデリンを少し加えて普通に淹れました。普通においしい珈琲で、満足というのが、適当な感じで良かったです。

 新年度が始まりました。どこを区切りと考えるか、正月か、年度初めか、案外正月ではなくて、学生の時も社会人の時も、年度初めというのが区切りのように受け止めていたので、今も、年度の感覚の方が強いです。
 あれこれ取り組むことが増えたので、ちょっと更新に間が空きましたが、少しずつ、ぺんぎん堂のありようも変化していくと思います。
 さて、今回は、読者はどういう人であろうかということを考えた一冊です。

女子の古本屋 (ちくま文庫)岡崎武志 著)


 まず、古本屋をやりたいという女子は、読者対象であることは間違いないでしょう。また、そこまでではなくても、なんとなく関心のある女子もそうだと思います。
 それじゃあ、古本屋さんにはそれほどの興味はないけど、取り上げられているような、これまでの猫背のおじさんが店番しているようなほこり臭い、やたら通路のせまい、壁のように書籍が積み上げられた店とは違う古本屋に、行ってみたいと思うような、男女は問わない読者もありだと思いました。
 私としては、「八重洲古書館」に行ってみたいと思います。多分行くでしょう。読んでわかったことですが、母親が目白病院に入院していた時期に、そもそもの「本店」である「金井書店」の前を何度も通り過ぎていたんですね。
 取り上げられている古本屋は、13。東京都内だけでなく、仙台市倉敷市、神戸市、前橋市とありますが、女子の古本屋ということでは、地域がそれらしい風土のところに限定されるのでしょうか。
 しかし、ネットがインフラになった現在、まさかと思うようなところで、いいね!と感じる女子の古本屋が、ネット販売だけでなく店売りもありで、立地することが可能ではないのかと思ったりします。
 東京では、女子の古本屋めぐりができそうな数が紹介されていますが、きっとあなたの住んでいるまちでも、探せばあるかもしれませんよ。

 そうそう、最近の私の傾向は、イラストに向いていて、本書の浅生ハルミンの女の子もいいです。文庫より単行本の表紙が個人的には好きですが。近所の知り合いに似ているところがあったりして。



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