「寅さん」とは誰のことか?
ペンギン堂の飯島です。意見は私個人のものです。
処暑 第四十候『綿の はなしべ 開く』
月が西の空に残っていました。
旬のやさいはパプリカだそうです。最近の朝のサラダに必ず出ます。嫌いではありません。いや、好きですから。
今日の珈琲は、「バリ・アラビカ」です。
台風が過ぎても、はっきりしない天気です。各地の水災害に心からお見舞い申し上げます。
「フーテンの寅さん」こと、渥美清さんが逝ってから20年目の夏が来ました。BS放送、ザ・プレミアム「寅さん、何考えていたの?〜渥美清・心の旅路」をみました。
実は、渥美清さんは、「風天」の俳号で、ドキリとする俳句を200以上残していたのでした。そして、この番組に登場したのが、本書の著者でした。
正直言って、20代、30代のころは、高倉健さんでした。でも、最近は、渥美清さんの「フーテンの寅さん」シリーズも、容易ならないものがあるように受け止めています。
そして、番組で知った俳句、「テレビ消し ひとりだった おおみそか」に、うーんでした。
『「男はつらいよ」の幸福論 寅さんが僕らに教えてくれたこと』(名越康文 著)
本書を読んで映画を見てみようという順番ではなかったのですが、私たちのこころの深いところを映し出す鏡のような寅さんは、実に不思議な存在ですが、この時期、改めて、「フーテンの寅さん」という鏡に、私の何が映しだされているのかを問い直してみるのもいいと思います。
Amazonでどうぞ