ゴジラとエヴァンゲリオン

ペンギン堂の飯島です。意見は私個人のものです。
台風の被害にお見舞い申し上げます。

処暑 第四十一候『天地 始めて 粛(さむし)』

 晴天の空はすでに秋の気配です。旬のさかなは「ハゼ」だそうです。むかし、就職したての頃、釣りの雑誌を出している会社でしたが、社内でハゼ釣りに行ったことがありました。結構釣れたハゼは、釣り船の中でまず天麩羅でいただいていたので、数十匹の持ち帰りのハゼが、家でどうなったのか、あまり記憶がないのでした。ただ、地下鉄東西線に乗って帰ってきたことを覚えています。
 今日の珈琲は「バリ・アラビカ」でした。おいしくいただきました。良い豆です。


シン・ゴジラ」の「シン」とは?

 有休明けに職場に行くと、そこは、ゴジラの話でもちきりでした。職場体験で、職員のお子さんが訪ねてきていたようでしたが、そこで、「シン・ゴジラ」の話が出て、盛り上がったようでした。
 原点回帰ともっぱらの「シン・ゴジラ」ですが、この「シン」というのは、いかなる意味であるのか?新もあり、真もあり、神もあり、とか諸説紛々だそうです。
 ゴジラについていえば、映画が何本もつくられていくうちに、ゴジラが次第に「ヒーロー」化していくのがなんとなくつまらない思いがしていたのですが、「シン・ゴジラ」は、そんな点では一線を画しているようです。
 まあ、ゴジラ関係の書物は結構な数ありますが、最新のものでは、この一冊でしょう。しかも、「エヴァンゲリオン」も扱っているので、おもしろい、しかも知らなかったこと、なんで怪獣モノや戦闘マシンものに心惹かれるのか、そして、世界の終末や未来に係るあれこれが、必ず背景になっているのか、取り留めもなく考えられます。


ゴジラとエヴァンゲリオン (新潮新書)長山靖生 著)




 それにしても、ゴジラとはなにか、エヴァの寓意はなにか、考えなくても面白いのですが、考えてみていくと面白さが増すこともあります。
 本書を、映画を観てから読むか、それとも、読んでから観るか。 


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