あなた、知っていましたか?この名前の由来

ぺんぎん堂の飯島です。意見は私個人のものです。

小満 第二十二候『蚕 起きて 桑を食む』

 さくらんぼがこんなにたくさん生っていました。保育園の園庭にはえている桜の木です。そういえば、別のところで、「たくさんできるから生ったらあげますよ」って言われたのを思い出しました。
 今日は「モカ」でした。朝の煎茶と珈琲で一日が始まります。


「名前を付ける」という行為に人の不可思議をみる。ちょっと大袈裟かな

 実は、名前を付けるという行為には、哲学的、あるいはそもそも人が世界を認識する、基本に関わることがあるともいわれていますが、それはともかく、なんでこういう名前になったのか、その由来について知っていくと確かに、雑学的なレベルを超えて時に、ちらりとそうした深淵を垣間見ることもあるようです。
 金澤信幸著『サランラップのサランって何? 誰かに話したくてしかたなくなる“あの名前”の意外な由来 (講談社文庫)』は、良くもこれだけの意外性に満ちた由来を持つ名前を集めたものだと感心します。



 こういう本というのは、本当に面白い本と、看板倒れというか「なんだよ」というアタリかハズレの二つなのですが、この本はアタリです。余計なことが極めて少なく、文章も短いし。タイトルにもなっている「サランラップ」はわかりやすい方で、『チョコラ・BB』には、参りますね。この薬のコマーシャルをみるたびに、『マスチゲン』という由来も何もないと思われるわかりやすいネーミングの貧血薬のことを思い出すのですが、それは余計なことです。
 地名の由来についてもおもしろく、RCサクセションの歌で知られる国立市の『たまらん坂』とか、銀座の『みゆき通り』は、漢字で書けば『御幸通り』ということから由来がわかるというように。ただ、残念なのは中野区の地名に取り上げられているものがなかったことでした。



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